楽天モバイルは2020年4月8日、携帯電話事業者として商用サービスをスタートしました。これまで格安SIMとしてやってきましたが、ドコモ・au・ソフトバンクに続く、第4のキャリアとして大いに期待される楽天モバイル。なんといっても、先着300万名様が1年間無料ということで話題に。その契約状況とお得度についてみていきたいと思います。

楽天モバイルの契約者数


先着300万名が1年間料金無料と話題の楽天モバイルですが、どれくらい契約者が伸びているのでしょうか?これまで正式発表がなかったために、30ー50万人くらいじゃないの?という憶測が飛んでいました。それが、2020年6月30日に正式発表、なんと100万人の申し込みがあったことを公表したのです。意外にも契約者は伸びている結果に。

>>>>>>>> 楽天モバイルが100万回線突破

ただ、当面の目標の300万人という数字には届かず、これからもキャンペーンをどんどん打ってくるものと思われます。

最近、YouTubeのCMで楽天モバイルのコマーシャルが急に多くなりました。推測ですが、思った以上に契約者が伸びていないために、急遽、販売促進対応で、コマーシャルを流しだしたのでは?と思っています。ただ、楽天カードマンっ!くらいのインパクトのあるCMをしないと、今の地味なCMでは・・・

楽天モバイルのメリットは盛り沢山


・楽天回線エリアではデータ無制限
・auエリアでは月5GB利用可能
・5GBを超えると1Mbpsで利用可能
 (YouTube視聴可能レベル)
・通話無料(アプリ使用)
 (7月9日からはiPhone用のアプリも配信)
・1年目は月額2980円が無料
(2年目からは月額2980円ポッキリ)

と既存キャリアをビビらせる内容。1年間は無料です。まだ300万人には到達していないので、とりあえず、今のうちに契約しておいて、今後iPhoneが使えるようになったら楽天SIMを挿せばいいのではないかと思っています。日本の市場でiPhoneが使えないというのは、ありえません。世界でも有数のアップル信者の多い国です。いずれ対応するはず(対応するでしょう、たぶん)。

私はIIJmioでファーウェイの安いスマホ (nova lite 3) を1万円ちょいで購入。それに今回契約した楽天SIMを差して回線開通。データ通信・音声通話ができることを確認しました。アプリ「楽天Link」がiPhone対応すればメインのiPhone11に挿して利用しようと目論んでいます。

「実質」契約は無料なので、今のうちに申し込んでおくというのもアリかと。

楽天モバイルは1年無料(先着300万名)解除料は0円

楽天MVNOからの引っ越し組に期待?


楽天はもともと格安SIM(MVNO)で実績があります。そのユーザ数はなかなかコレという数字はないのですが、MVNO業界全体の契約件数は1400万件で、シェアNo.1の楽天は20%弱あると言われています。つまり、280万件前後は楽天が持っているということ(実際は約230万ユーザだそうです)。

すでに新規のMVNOサービスは受付を停止しているので、今後、このMVNOから引っ越しを促すキャンペーンをするのでは?と邪推。MVNO事業は薄利多売なので利益率は低いはず。半分移ったとしも140万件ですからインパクトは大。今後、ミッキーは何らかの手を打ってくるかもしれないですね。

三木谷社長の思惑


2020年5月13日の決算発表によると、三木谷社長は300万人という数字について「年末までに」と思い描いているようです(あれ?そんな話でしたっけ?)。9ヶ月かけて300万人に到達すればいいという考え。現在の契約者数の名言を避け、予防線を張っているということは、そんなにすぐに目標には達成しないということの裏返しかもしれませんね。(アプリダウンロード数からの予想もまんざらハズレているわけでもなさそうです♫ )

楽天カードが1日に1万人前後契約数が伸びていることを引き合いに出して、目標達成できるのではないかとも言っています。ドコモなど既存キャリアはリアル店舗での契約に力を入れてきましたが、楽天モバイルの場合はWEBでの契約がなんと96%だそうです。新型コロナの影響でリアル店舗がなかなか利用されにくい状況ですから、インターネットのフル活用という点で、数字が加速するというのも、ある意味、納得できます。

楽天公式






楽天モバイル 300万人 届かず [2165]